私が柔道整復師の免許(整骨院の仕事をしたり、開業できる免許)を取ったばかりで、
大阪市内のとある整骨院に勤務していた時のことです。
30歳前後の男性の施術を始めようと、
「どのあたりに痛みが出てますか?」 と尋ねると、
患者さんは、
「ちょっとシャツめくって」 「もっとめくって」
と言われるのです。
通常は若い患者さんの方から、「めくって」と言われることはあまりないのですが・・・・・
言われるままにシャツをめくると・・・・・・・・・・
背中にはそりゃあもう見事に彫られた絵が私の目に飛び込んできました。
※ 画像はイメージです
あまりに突然のことでしたので、思わず正直に動きが
ピタッと止まってしましました ∑(゚Д゚)
その様子をみた患者さんは、
ニタ~っと笑っています :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
なーんだ、タトゥー見せて私がうろたえる様子を楽しみたかったんやん(;^_^A
そんなユニークなこの患者さんですが、
過去にMRIを撮ってもらえなかった、
という憂き目にあわれていたのです。
その後、他にも数名の患者さんからも同じように
MRIを撮ってもらえなかった、
というお話をお聞きしました。
その理由は
タトゥーが入っているからです(いわゆる刺青も含む)。
タトゥーの染料には金属が含まれている場合が多いようです。
そしてMRIは磁場と電磁波を利用して撮影されます。
この電磁波が金属と反応して熱を発生させるため、
火傷する可能性があるのです。
実際に火傷になった実例もあるようです。
「電子レンジに金属を入れるようなもの」、
と言うとわかりやすいでしょうか。
もちろん、染料に含まれている金属が多ければ多いほど、反応する可能性が高くなります。
染料の金属が含まれる量は、染料の産地によっても
(たとえば中国であったりアメリカであったりなど)大きく変わるようです。
このために病院によっては
タトゥーが入っている方はMRIは不可
(タトゥーが入っている場所が、撮影する箇所から離れていて影響がない場合は可)
としているところもあります。
一方で、タトゥーが入っている患者さんでも、
事前に「火傷や色落ちの可能性がある」
ということを十分に説明されて、
納得したうえでMRIを撮ってもらえた方もおられます。
このように病院によって対応はさまざまです。
ちなみに先日、私の近所の病院はどうか問い合わせをさせてもらったところ、
MRI担当の技師の方:
「いちおう説明はさせていただいて、どうされるかは患者さんの判断におまかせしています。
ただ私の経験上、今までタトゥーの入った方で火傷をされた方はおられませんが・・・」
という回答で、とても丁寧に対応していただきました。
ご協力いただいた病院と技師の方に感謝です(=⌒▽⌒=)
タトゥーを入れていても、どうしてもMRIを撮りたい(火傷のリスクは承知のうえで)とお考えの方は
1.一度断られても更にお願いしてみる
2.それでもダメな場合は、別の病院に問い合わせてみる
ということを実行してみれば、撮影も可能かとおもわれます。
すでにタトゥーが入っておられる方も、これからタトゥーを入れようかとお考えの方も、
これらのリスクや体験談を参考にしていただければ幸いです(‐^▽^‐)
摂津市の整骨院、とみやま整骨院、ぎっくり腰、寝違え、椎間板ヘルニア、腱鞘炎、ゴルフ肘、テニス肘、骨盤矯正(骨盤調整)、猫背矯正、交通事故治療、労災等