第11回 身体の自己判断は危険

 

前回の第10回でお伝えした、「示談書にすぐサインしない」 という内容と関連しますが

今回お伝えしたいのは

「身体の判断を早まらない」 

「自分を過信しない」

ということです。

 

身体の痛みが少し楽になってくると、

すぐに来院されなくなる方が結構おられます。

しかしながら、

   (痛みが取れた) = (治った) ではありません。

 

痛みが取れていても、まだ組織が修復されていないという状態であることが多いのです。

こういう状態の場合は、気候・天気・身体の使い方 etc… 

さまざまな条件により痛みが再発してしまう可能性があります。

 

 

以下に1例を挙げます

 

数年前に交通事故後の施術を受けに23歳の男性が来院されていました。

と言っても、月に1回来院する程度です。

 

「寒くなったり、雨が降る前等に痛みが出る可能性がありますので、

もうちょっと来院するようにしてくださいね。」 

 

と何度もお伝えさせてもらったのですが、相変わらずの来院頻度でした。

 

ところが、梅雨に入ったとたんに、この患者さんは激しい痛みに襲われ、

二日間起き上がれなかったそうです。

 

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この患者さんが「先生の言う通りにしておけばよかった」

と後悔した時には時すでに遅く、

施術開始から半年が経過していたので

損保さんから打ち切りを言い渡されてしまいました。

 

きっと彼は「自分はまだ若いし、今あまり痛くないから大丈夫だろう」 

という過信があったのでしょう。

自分で考える、ということも重要なのですが、

交通事故によるケガは他のケガとは違った経過になることがよくありますので、

やはり自分だけの判断というのは危険です。

くれぐれも専門の人の意見を聞くようにしましょう。